stand.fm / LIVE配信で使う機材のお話

 「2345」というトークプログラムを、深夜23:45~15分間配信しています。15分のみの時短枠なので、話す内容もだいぶ限られてしまいます。スポーツの話か、あとは音楽(アーティストとして)の話か、そんなところです。一応、聞き耳を立てたくなるような、そんな内容を心掛けているのですが、うまく出来ているかな?

23:30機材設営
23:40設営完了
コーヒー
23:42アプリ起動
・タイトル設定
・背景選択
23:45配信開始
00:00配信終了
片付け開始
00:10片付け完了

 さて。そんな配信ですが、最初は機材の設置に手間取り、準備に時間がえらくかかっていましたが、今ではだいたい設営・片付けにそれぞれ10分ずつ、配信自体は15分なので、休憩(という名の瞑想)時間を除けば35分ほどで配信ができてしまいます。
 配信の際のある日のタイムスケジュールを書いてみましたが、意外とスイスイできるものだなと我ながら感心しています。プログラム枠が15分なので、設営・撤収の方にかける時間が長いという逆転現象が起こっていますが、それはご愛敬。

 「2345」はstand.fm(アプリ)を利用したリアルタイム配信の形式をとっています。
 stand.fmの売りとしては、スマートフォンが一台あればこれで収録・配信ができる、という点があります。事前に収録したものを配信する場合、アプリ内でBGMも再生できます(シーン別で全50曲くらい?) 著作権(原盤権)処理が本来は必要なので、エンドユーザーには有難い。なお、私のように生放送をする場合はこの機能の恩恵にあやかることはできません…。

 そこで、ラジオ局のように、トーク音とBGMを混ぜる「ミキサー」を導入しました。準備したのはZOOM社の LiveTrak L-8という製品です。他にもミキサーは色々あるのですが、この製品が優れている点は以下の二つです。

  • iOS端末とのUSB接続が可能
    (ただし、iOSとUSB接続した場合、L-8は乾電池からの給電が必須となります)
  • TRRS端子での出力が可能

 理想を言えば、L-8のオーディオインターフェイス機能を使いUSB接続したいところですが、そうするとL-8はバッテリー駆動となってしまいます。メーカー数値によると、単3アルカリ電池4本で約2時間半駆動できるとのこと。コスパの事を考えると、あまりよろしくはない…。となると充電池(eneloopなど)の導入は半ば必須。
 そこでTRRSケーブル(付属)を使用します。8つあるL-8のチャンネルのうち、8chを「スマートフォン接続モード」にする事で、L-8でミックスした音声をモノラル音源としてTRRS端子から出力させることができます。このモードを使えば、L-8はUSB経由で給電することができるので、乾電池を消費させなくて良く、またPCを給電元として使えば、L-8をPCのオーディオインターフェイスとして扱うこともできる為、7chをUSB1/2に設定する事で、PCから良い音質でBGMを流すことができます。

まとめるとこんな感じ

 当然、この方法が使えるのは「外部ゲストがTRRSケーブルを経由してトークに参加しない場合」のみです。誰か参加するようになったときは、この方法は使えないので、USB接続しかないのかな…。

 「2345」は普段、L-8からTRRSケーブルを経由して配信をしています。どのような音質になっているかは、ぜひ一度聞いて確かめてください(笑)
 https://stand.fm/channels/5eda66089c38bc0326ca9cdf