日本の航空券事情
はじめに
先日、友人の結婚式に参加いたしました。
「余興としてピアノを弾いてくれ」とのことでした。
普段の自分はスタジオにこもって音楽を作ることがほとんどのため、ライブは初めての経験でした。
今後はシングルを作るごとに、ライブをする方がいいのかなとも思ったり。
きっかけ
その結婚式に参加するとて、航空券を手配する必要がありました。
調べてみると色々な方法で手配ができるようで…。(マイレージサービスの理由から、私はANA派です)
- 航空会社HP(PC)
- 航空会社スマートフォンアプリ(携帯)
- オンライン代理店・価格比較サイト
- ポイントサイトを経由して…。
これだけあると、どこから買うのか最も良いのか、分からなくなります(初めてならなおさら)。
ポイントサイトを経由すれば、ポイントでの還元でもあるため、そこを考慮すれば安くなるのかなとも思ったり。
後学のためにも、自分なりに調べてみました。
一定条件下で調べてみた
結論を先に
いつ出発するかによる。
翌日以降に出発する場合
航空会社から直接買うのが、一番良い。
理由
「予約手数料」「発券手数料」が、オンライン代理店では必要で、旅客が購入時に負担する。
こういった手数料が、代理店さんの収入源となっているようです。
(とすると、航空会社からのキックバックはないのかな?)
手数料の一例
- ソラハピ / 旅行業務取扱料金表
- 予約手数料が¥1,100必要で、更に発券手数料(支払い時に徴収される)が必要。
- トラベルコ / 手配手数料について
- 手数料が「必要」と書かれていますが、金額の記載はありません。
- さくらトラベル / お支払い方法
- カード決済の場合は発券手数料が¥550必要。
航空会社のホームページ・アプリから買えば、こういった手数料がかかりません。
原価でそのまま購入できるので、旅客側からすれば最も安く、航空券を手配できます。
当日に出発する場合
上記の手数料を支払っても、オンライン代理店から予約するのが安い場合が多いです。
理由
オンライン代理店ならば、株主優待運賃で発券できる。
株主優待運賃の金額は、おおよそ当日航空券の半額と考えれば良いです。
(当日航空券の金額)>(株主優待運賃の金額)+(予約手数料)+(発券手数料)+(株主優待券手配料)
こうなるケースが大抵です。
とは言っても、結局の差額は数千円になったりするのですが。
株主優待券手配料が高いのです…。(これも貴重な収入源ですからね)
国内線に国際航空券で乗る。
航空会社はそれぞれ、各国のお客様向けにサイトを持っています。
私達が普段見ているのは、「日本国内線に乗る日本人向けのサイト」と認識していただければ。
例えば、アメリカでまず見るサイトは「日本国内線に乗る米国人向けのサイト」となります。
為替のためか、もしくは設定している運賃がそもそも違うのか、海外向けのサイトから買うのが最安になるケースが稀にあります。
例えば、2020/01/06 ANA656便(岡山→東京)(2019/12/04現在の情報)
- 日本人向け国内サイト
- ¥13,090-
- 米国人向けアメリカサイト
- USD 97.25- (この日は1ドル108円だったので、日本円に直すと¥10,557-)
同じANAの販売分なのに、価格差が出ています。
ちなみに気をつけてください!海外向けのサイトでは、外国人が購入することを前提とした運賃もあります。
ANA Experience JAPAN運賃は、最安運賃として表示されることがありますが、選択するとホップアップが出てきます。
- 日本国外に居住されていること
- 日本以外のパスポートをお持ちの外国籍の方、または日本のパスポートをお持ちで海外永住権(日本以外)をお持ちの方
- 日本着および日本発の国際航空券をお持ちであること
つまりは、「外国人が訪日中に使うことを想定した航空券」ということですね。
海外向けのサイトで販売されている航空券は、すべてチェックインが必要なようなので、
意図的に日本人が購入したとしても、チェックインカウンターで判明しそうですね。要注意。
ですが、それ以外の運賃(ANA Discovery JAPAN)ならば日本人でも問題ないようなので、比較対象としては使えますね。
最後に
知識は己を守る糧となる。知りすぎて困ることはないでしょう。多分。
2019.12.04